公開日 1920年11月29日 モノクロ/サイレント
監督・トーマス栗原 脚本・谷崎潤一郎
キャスト
三浦千鶴子 – 葉山三千子
千鶴子の父 – 内藤紫漣
千鶴子の母 – 神田千代子
村岡繁 – 上野久夫
繁の父 – 白石紫紅
繁の姉・村岡夏子 – 三田小枝子
繁の親友・井上秀雄・劇中劇で初菊 – 高橋英一
繁の親友・加藤健三・劇中劇で光秀 – 杉浦市郎
服部・劇中劇で操 – 竹村信雄
大野・劇中劇で皐月 – 村上鉄次
鈴木・劇中劇で久吉 – 大橋荘吾
中村・劇中劇で仁木 – 堀切森之助
渡辺・劇中劇で鼠 – 板野広吉
小泉・劇中劇で男之助 – 村田武雄
紳士 – 村松亀一
通行人 – 尾崎庄太郎
泥棒 – 英猛
女中 – 紅沢葉子
客になった母 – 谷崎千代
同じく娘 – 谷崎鮎子
スタッフ
原作 – 谷崎潤一郎
撮影 – 稲見興美
設計 – 尾崎庄太郎
字幕 – 上野久夫
製作 大正活映
配給 大正活映
作品情報
アメリカで俳優活動をしていたトーマス・栗原が監督を務め、文学作家の谷崎潤一郎が脚本を担当。湘南の魅力的な海を背景にした、アメリカ風のドタバタ喜劇です。日本映画としては先進的なクロスカッティングやクローズアップといった技法が導入され、さらには日本映画における初めての水着女性がスクリーンに登場するなど、当時の観客を驚かせました。起用された俳優は、大正活映の新人養成所出身のフレッシュな顔ぶれ。中には後に映画界で名を馳せることとなる岡田時彦や内田吐夢などの才能も含まれていました。撮影は8月20日にスタートし、わずか1ヶ月後の9月下旬には完成。上映時には、冒頭カットでクローズアップで映し出された谷崎の姿が話題となりました。
あらすじ
湘南の海辺で遊ぶ村岡繁と仲間たちは、現れた美しい千鶴子に魅了される。一方、千鶴子の家では家宝を目当てに泥棒が侵入するが、彼女に気付かれて逃げ出す。同じ頃、村岡の別荘では「アマチュア倶楽部」として歌舞伎の公演の稽古に励んでいたが、予期しない村岡の父の帰宅により一同は逃走する。泥棒たちは再度侵入を試みるが、今度は鎧をまとった千鶴子に遭遇。浜辺への追いかけっこが始まり、さらに警察も参戦して大騒動となる