公開日 1925年2月13日 モノクロ/サイレント
監督・村田実 脚本・森岩雄
キャスト
手品師小泉譲次 – 近藤伊与吉
女給お絹 – 岡田嘉子
紳士山中 – 東坊城恭長
令嬢上月節子 – 砂田駒子
支那料理主人 – 佐藤円治
酔払ひ – 斎藤達雄
痣の男 – 渡辺邦男
仲裁人 – 石井輝夫
女給 – 河原澄子
譲次の友人 – 小野弘
スタッフ
助監督 – 徳永フランク
原作 – 森岩雄
撮影 – 横田達之
作曲 – 松平信博
舞台装置 – 亀原嘉明
照明 – 鈴木柳太郎
字幕 – 押山信明
製作 日活京都撮影所第二部
配給 日活
作品情報
純映画劇運動の中心人物であった小山内薫のもとで『路上の霊魂』を監督した村田実は、『街の手品師』の監督も務めた。脚本は映画批評家から映画業界に転身した森岩雄のオリジナル。「朝日新聞最優秀映画」は、朝日新聞が従来外国映画にのみ授与していた賞であったが、この『街の手品師』が「大正14年度最優秀映画」を受賞し、同賞史上、初の日本映画としての受賞となった。同年7月10日、村田実は森岩雄と共に本作の上映用プリントを持参して欧州へ渡り、パリやベルリンでの上映機会を得た。本作の上映用プリントは現存しておらず、鑑賞不可能となっています。
あらすじ
大道手品師の譲次は、支那料理店の女給お絹に秘かに思いを寄せるが、彼女の心は他の男・山中にあった。ある日、富豪上月家の結婚披露宴での余興の助手としてお絹を連れて行くと、新郎は山中であった。お絹は山中に利用されていたことに気づき、自殺を図るも、譲次によって救われる。彼女が山中の子を身籠っていることを知った譲次は、山中を追い詰めるが、銃撃されてしまう。重傷を負いながらも、最後にお絹に手品を見せて彼女を慰め、その後死亡する。物語の終わりに、お絹は赤子を連れて手品師として街をさすらう姿となる。