公開日 1936年10月15日 モノクロ/トーキー
監督・溝口健二 脚本・依田義賢
キャスト
芸妓おもちゃ – 山田五十鈴
姉芸妓梅吉 – 梅村蓉子
木綿問屋の主人古沢新兵衛 – 志賀廼家弁慶
夫人おみえ – 久野和子
骨董屋聚楽堂 – 大倉文男
呉服屋の主人工藤三五郎 – 進藤英太郎
呉服屋の番頭木村保 – 深見泰三
工藤夫人おまさ – いわま桜子
古沢の番頭定吉 – 林家染之助
芸妓の梅龍 – 葵令子
扇屋の女将お千代 – 滝沢静子
運転手・立花 – 橘光造
定吉の女房おはん – 三桝源女
スタッフ
助監督 – 高木孝一 森一生 坂本明
原作 – 溝口健二
撮影 – 三木稔
装置 – 今井恵一 堀口庄太郎 岸中勇次郎
録音 – 加瀬久
照明 – 岸一夫
編集 – 坂根田鶴子
製作 第一映画
配給 松竹キネマ
作品情報
1936年に公開された溝口健二監督、依田義賢脚本の『祇園の姉妹』は、日活に反旗を翻した永田雅一が創立した「第一映画」によって製作されました。舞台は京都の祇園町ですが、芸妓や舞妓がいる祇園甲部ではなく、格下とされる祇園乙部を背景にしています。
この映画はキネマ旬報ベスト・テンで1位に選ばれたものの、同年に第一映画は倒産し、首脳陣は新興キネマへ移籍しました。物語は、世間体と義理人情に生きる姉・梅吉と、金銭に執着する現代的な妹・おもちゃを中心に描いています。彼女たちは男性に翻弄される中で様々な困難に直面します。本作はもともと90分以上の長さでしたが、一部のフィルムが失われたため、現在視聴可能なバージョンは69分です。
あらすじ
義理人情に厚く男に尽くす姉の梅吉と、気が強く男から金品を得ようとする妹のおもちゃは、京都の祇園で活躍する芸妓の姉妹。ある日、梅吉が世話をしていた破産した古沢が家に転がり込んでくるが、留守中の梅吉に代わり、おもちゃは古沢を追い出す。姉妹はそれぞれのやり方で男性を相手に商売を続けるが、やがて厳しい現実に直面していく。
※依田義賢
依田義賢は、1909年4月14日に京都市で生まれた脚本家です。高校を卒業後、銀行に勤めた後、1930年に日活太秦撮影所の脚本部に入社。翌年、22歳で脚本家デビューを果たしました。依田は主に溝口健二のために多くの脚本を手掛け、『残菊物語』『西鶴一代女』『雨月物語』などの作品があります。彼は溝口の厳しい要求に忠実に応え、作品づくりにおいて重要な役割を果たしました。
配信
DVD