公開日 1930年2月6日 モノクロ/サイレント
監督・脚本 鈴木重吉
キャスト
彼女・中村すみ子 – 高津慶子
琵琶師・長谷川旭光 – 藤間林太郎
親分・阪本佐平 – 小島洋々
養育院事務員・原 – 牧英勝
曲芸団長・小川鉄蔵 – 浜田格
すみ子の伯父・山田勘太 – 浅野節
山下巡査部長 – 大野三郎
質屋の主人 – 中村翫暁
土井老人 – 片岡好右衛門
市川新太郎 – 海野龍人
県会議員・秋山秀子 – 二條玉子
山田の女房・お定 – 園千枝子
天使園主・矢沢梅子 – 尾崎静子
島村おかく – 間英子
スタッフ
原作 – 藤森成吉
撮影 – 塚越成治
助監督 – 木村荘十二
製作 帝国キネマ長瀬撮影所
配給 帝国キネマ
作品情報
藤森成吉の同名戯曲に基づき、鈴木重吉が脚色・監督を務めた『何が彼女をそうさせたか』は、当時流行していた社会主義思想の影響を受けた傾向映画の一環として制作されました。鈴木は1926年に『土に輝く(松竹キネマ)』で監督デビューを飾り、その後もプロレタリア映画を数多く手掛けました。この映画は、経済的な困難に直面した少女が放火犯へと堕ちるまでを描き、当時の観客から高評価を得ました。帝国キネマで製作された本作は大ヒットを記録し、1930年度のキネマ旬報ベストテンで第1位にランクインするなど、社会主義思想の影響を受けた傾向映画の中でも高い評価を集めた作品となりました。
あらすじ
14歳の中村すみ子は、生活苦から自殺した親によって孤児となり、叔父の家に引き取られるが、歓迎されずに曲芸団(サーカス)に売られてしまう。団長の虐待に耐えかねて脱走し、さまざまな職を転々とする中で、恋心を抱いていた青年・新太郎と再会し結ばれるが、二人の生活は困難を極めていく。
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