公開日 1941年3月11日 モノクロ/トーキー
監督・脚本 山本嘉次郎
キャスト
小野田いね – 高峰秀子
父・甚次郎 – 藤原鶏太
母・さく – 竹久千恵子
祖父・えい – 二葉かほる
長男・豊一 – 平田武
次男・金次郎 – 細井俊夫
次女・つる – 市川せつ子
山下先生 – 丸山定夫
奥さん・きく子 – 沢村貞子
佐久間善蔵 – 小杉義男
女房 – 馬野都留子
娘 – 松岡綾子
鑑定人・坂本さん– 清川荘司
軍馬購買官 – 真木順
〃 – 大崎時一郎
博労 – 光一
〃 – 岬洋二
〃 – 並木伸介
組合長 – 玉井旭洋
祈祷師 – 沢村春寿郎
組合の事務員 – 榊田敬治
〃 – 島壮児
若者 – 成田孝
〃 – 柳谷寛
スタッフ
製作 – 森田信義
演出 – 山本嘉次郎
製作主任 – 黒澤明
脚本 – 山本嘉次郎
撮影 – 春 唐沢弘光 夏 三村明 秋 鈴木博 冬 伊藤武夫 セット 三村明
音楽 – 北村滋章
演奏 – P.C.L.管弦楽団
主題歌 – 『馬』『めんこい仔馬』
作詞 – サトウ・ハチロー
作曲 – 仁木他喜雄
装置 – 松山崇
大道具製作 – 稲垣円四郎
録音 – 樋口智久
照明 – 大沼正喜
編集 – 佐藤敏男
製作 東宝映画(東京撮影所)/合資会社映画科学研究所
配給 東宝映画
作品情報
東北地方の農家を舞台に、馬とともに厳しい生活を送る少女いねの物語です。四季折々の風景や農村風習が詩情豊かに描かれ、人間関係の深さや自然との絆を感じさせます。セミ・ドキュメンタリーの手法を用い、リアリズムと抒情性を巧みに融合させています。主人公の少女役を高峰秀子が演じ、“製作主任”として黒澤明が参加しています。1941年度のキネマ旬報ベストランキングでは2位に選出されました。
あらすじ
仔馬の誕生から立派な軍馬として成長するまでを追い、農家の娘いねとその家族の生活がドキュメンタリー風に描かれる。
※山本嘉次郎(1902-1974)
1924年に監督デビューを果たし、その後シナリオ作家としても頭角を現しました。日活太秦での経験を経て、1934年にはP.C.L.に移籍し、『坊つちやん』(1935)などを演出。日本映画の黄金期を支えたことで知られており、設立初期の東宝で活躍し、「エノケンのチャッキリ金太」や「馬」、「ハワイ・マレー沖海戦」などの作品を手掛けました。ユーモアと詩情をたたえた作風で、生涯に90本以上の映画を世に送り出しました。