公開日 1954年9月15日 モノクロ/トーキー
監督・脚本 木下恵介
キャスト
大石先生 – 高峰秀子
マスノ – 月丘夢路
松江 – 井川邦子
早苗 – 小林トシ子
磯吉 – 田村高廣
男先生 – 笠智衆
大石先生の母 – 夏川静江
男先生の妻 – 浦辺粂子
よろずや – 清川虹子
飯屋のかみさん – 浪花千栄子
校長先生 – 明石潮
大石先生の夫 – 天本英世
ちりりんや – 高原駿雄
松江の父 – 小林十九二
小林先生 – 高橋トヨ子
スタッフ
製作 – 桑田良太郎
原作 – 壺井栄
撮影 – 楠田浩之
音楽 – 木下忠司
製作 松竹大船撮影所
配給 松竹
作品情報
壺井栄の同名小説が原作。昭和初期の瀬戸内海に浮かぶ小豆島を舞台に、新任の女教師・大石久子(高峰秀子演)が12人の一年生たちと出会い、彼らの成長と戦争の影響を受ける様子を描いています。この映画は、第12回ゴールデングローブ賞外国語映画賞、1954年度キネマ旬報ベスト・テン第1位、第9回毎日映画コンクール日本映画大賞、監督賞、脚本賞、女優主演賞、録音賞、第5回ブルーリボン賞作品賞、主演女優賞、脚本賞など、数多くの賞を受賞しました。
本作は戦争をテーマにしながらも、教師と生徒たちの深い愛情と純粋な心を中心に据えています。大石先生と12人の生徒たちの関係は、戦時中の苦難を超えた普遍的な人間関係の美しさを示しており、多くの観客に感動を与えます。
あらすじ
昭和初期の小豆島に赴任した新任女性教師・大石久子(高峰秀子演)は、12人の一年生と出会う。彼らは大石先生を慕い、先生もまた子どもたちに愛情を注ぐ。しかし、時代は軍国主義に傾き、貧困と戦争の波が子供たちの運命を狂わせていく。戦争で家族を失う子供たち、戦死する子供たち。戦後、再び分教場に戻った大石先生は、教え子たちの子供たちに教鞭を取り、かつての教え子たちとの再会と共に、戦争の記憶と向き合う。
配信
二十四の瞳 デジタルリマスター2007 FODチャンネル for Prime Video
DVD
Blu-ray