公開日 1962年12月26日 カラー
監督・川島雄三 脚本・新藤兼人
キャスト
三谷幸枝 – 若尾文子
神谷栄作 – 船越英二
前田友子 – 浜田ゆう子
香取一郎 – 高松英郎
実（友子の弟） – 川畑愛光
前田時造（友子の父） – 伊藤雄之助
よしの（友子の母） – 山岡久乃
吉沢駿太郎 – 山茶花究
歌手ピノサク – 小沢昭一
マダムゆき – ミヤコ蝶々
スタッフ
企画 – 米田治 三熊将暉
助監督 – 湯浅憲明
原作 – 新藤兼人
撮影 – 宗川信夫
音楽 – 池野成
美術 – 柴田篤二
録音 – 西井憲一
照明 – 伊藤幸夫
編集 – 中野達治
製作主任 – 松本賢夫
現像 – 東洋現像所
製作 大映東京撮影所
配給 大映
作品情報
川島雄三監督の『しとやかな獣』は、新藤兼人のオリジナル脚本を基に映画化されました。この作品は、川島監督の特徴であるブラックコメディのスタイルで描かれています。映画は、高度経済成長期の東京を舞台に、高層団地に住む人々の生活と欲望を鋭く描いており、当時の日本社会の偽善や欲望を暴露しています。
本作は、人間の本性をシニカルかつ客観的に描き出し、現代社会の矛盾と葛藤を浮き彫りにしています。この作品は、第37回キネマ旬報ベストテンで第6位にランクインしました。
あらすじ
元海軍中佐の前田時造と妻は、戦後の貧しい生活から逃れるため、他人の金を巻き上げることに没頭している。息子の実は勤め先から金を横領し、娘の友子は小説家・吉沢の愛人になっている。一家は贅沢な生活を送り、吉沢から得た金を使い果たしていく。しかし、実の職場の同僚・幸枝が実との関係を終わらせ、社長・香取との脱税問題が表面化し、事態は複雑になっていく。
配信
DVD
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