ゆきゆきて、神軍

 

公開日 1987年8月1日   カラー 122分

 

監督・原一男

 

キャスト

 

奥崎謙三

奥崎シズミ(奥崎の妻、旧姓:石地)

崎本倫子

 

スタッフ

 

企画  –  今村昌平

製作  –  小林佐智子

撮影  –  原一男

録音  –  栗林豊彦

編集・構成  –  鍋島惇

演出助手  –  安岡卓治、大宮浩一

撮影助手  –  高村俊昭、平沢智

演出協力  –  徳永靖子、三宅雄之進

選曲  –  山川繁

効果  –  伊藤進一

ネガ編集  –  神谷編集室

タイトル  –  日映美術、8 – 8光映、にっかつスタジオセンター、IMAGICA

製作協力  –  今村プロダクション、残像舎 ほか

 

製作 疾走プロダクション

 

作品情報

 

原一男監督、企画は今村昌平が手掛けたドキュメンタリー映画。第二次世界大戦中のニューギニア戦線で生き延びた奥崎謙三が、「神軍平等兵」と自称し、戦争の慰霊と責任追及のために行動を続ける姿を映します。1987年度キネマ旬報ベストテン第2位。

 

本作は、奥崎謙三の破天荒な行動と、その背後にある彼の思想を追いかけます。渋谷のユーロスペースでの単館上映ながら当時の若い観客が押し寄せ大ヒットとなりました。公開から数十年が経つ今でも、奥崎謙三という強烈な人物像と独特のドキュメンタリー制作手法により、多くの人々から支持され続けています。

 

あらすじ

 

神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、ニューギニア戦で戦った独立工兵第36連隊の元兵士であり、自らを「神軍平等兵」と称している。終戦後23日が経過したにも関わらず、現地で2人の兵士が射殺される事件があったことを後に知り、義憤に駆られた奥崎は、当時の上官5人を訪ねて真相を問いただす。

 

※原一男

 

原監督は、1945年山口県宇部市生まれで、写真家志望から映画制作に転身しました。彼は障害児の問題に興味を持ち、光明養護学校で介助員として働いた経験があります。1972年には、妻である小林佐智子と「疾走プロダクション」を結成し、障害者やフェミニストなど社会のマイノリティに焦点を当てたドキュメンタリー作品を製作し続けています。「ゆきゆきて、神軍」は、その中でも特に注目される作品で、ベルリン国際映画祭でカリガリ映画賞を受賞し、パリ国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを獲得するなど、国内外で高い評価を受けました​​。

 

原監督の作品は、観客や出演者との間で生じる「虚実不明」の状況を通じて、ドキュメンタリー映画の持つ「やらせ的志向」を露呈させることで、ジャンルの境界線を曖昧にします。彼は、ドキュメンタリーにおける「やらせ」が、真実を見つけ出すための一つの手法であるという考え方を持っています。この手法により、原監督は観客に、映画というメディアを通して現実を再考させる契機を提供しています​​。

 

配信

ゆきゆきて、神軍

 

DVD

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Blu-ray

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