公開日 1937年11月3日 モノクロ/トーキー
監督・内田吐夢 脚本・八木保太郎
キャスト
徳丸 – 小杉勇
徳丸の妻 – 滝花久子
95銭の文子 – 轟夕起子
雄一 – 片山明彦
北 – 江川宇礼雄
北の母 – 紅沢葉子
会社員 – 見明凡太郎
会社員 – 潮万太郎
総務部長 – 飛田喜佐夫
専務 – 北龍二
スタッフ
原作 – 小津安二郎
撮影 – 碧川道夫
音楽 – 山田栄一
録音 – 平林竜雄
製作 日活多摩川撮影所
配給 日活
作品情報
内田吐夢監督の『限りなき前進』は、主演は小杉勇が演じ、原作は小津安二郎が手掛けました。この作品は、戦前の東京を舞台に、会社のリストラ(定年制の実施)によって精神に異常をきたす主人公の物語を喜劇タッチで描いた異色作です。主人公は、自分が部長に昇進したという妄想に取りつかれ、絶望の淵をさまよいながら現実と幻想の境界を失います。本作は1937年度のキネマ旬報ベストテンで第1位にランクインしました。
あらすじ
1937年、戦前の東京。高林商事会社で20年勤務している野々宮保吉は、妻とデパート勤めの娘・敏子、息子・良助と共に郊外で平凡だが安定した生活を送っていた。ある日、会社が増資と共に定年制を導入することになり、三年後に定年を迎えることになる保吉は、将来に大きな不安を覚える。彼の生活は一変し、絶望の淵をさまよいながら、自分が部長に昇進したという妄想に取りつかれ、現実と幻想の境界を失っていく。